2024年1月の記事一覧
尾瀬ネイチャーラーニング
桃野小学校では、総合的な学習の時間に「みなかみが好き!(地域に目を向け、様々な人と関わりながら、学んだことを発信し、地域に愛着を持とう)」というテーマで環境学習を行っています。
今回は、令和5年6月16日(金)に実施した6年生の尾瀬学習での子どもたちの感想をいくつか紹介したいと思います。今回紹介する感想は、上毛新聞に投稿しましたので、後日掲載されると思います。
S.T
私は尾瀬ネイチャーラーニングで初めて尾瀬に行きました。そして自然の大切さを学びました。ガイドさんの説明で資源や植物について教えてもらい、尾瀬を守るための活動もしていることを知りました。
その後の道徳の授業で平野長靖さんのお話を知りました。平野さんはおじいさんやお父さんのやっていた尾瀬の自然を守る活動を引き継いで、工事が始まったら村や県、国にまで直接訴えて、工事を中止にさせて尾瀬を守りました。とてもすごいことだと思います。尾瀬の自然を守り続けて残してくれた平野一家に感謝したいです。
また、尾瀬の美しさや大切さをたくさんの人に知ってもらいたいです。私も平野さんのように何かに向かってがんばれる人になりたいと思いました。
K.T
尾瀬ネイチャーラーニングに行って、半年たちます。それでも忘れられないくらい強い印象が残っている。春のミズバショウのイメージが強かったけれど、夏に行ったぼくたちも様々な花や植物を見ることができた。こんなすてきな場所が自分の身近にあり、とても嬉しく感じた。ガイドさんは地球上でも珍しいところだとおっしゃっていた。
その後道徳でワンガリ・マータイの生涯を通して自然の大切さを学習した。開発によってケニアの風景が失われたそうだが、尾瀬も開発が進められていたと聞いたことがある。自然と開発、お金や経済を優先してもよいが、それ以上にマータイさんのように地元の懐かしい風景が消え去り、二度と元に戻らないことのほうが嫌なのではないかとも思った。また尾瀬を守った平野一家は身近で誰でも入れるけれど、地球上でも珍しい尾瀬を守ってくれた。これから僕たちは尾瀬を守るために少しでもできることはないか、考えて行きたい。
I.N
自然と人間がうまくつきあっていくには、もっと人間が自然に興味をもち、社会や人間を中心に考えるまえに自然を優先すればよいのではないかと思いました。尾瀬ネイチャーラーニングや道徳の学習をして、自然を守るには道徳の力が必要だと思います。人間関係と違って自然はいやだとか伝えることができません。だからこそ人間がもっている知恵をつかって活動していかなければいけないと考えました。
そして一人一人が道徳の力を伸ばした上で、自分の意見をもち、積極的に行動にうつすことができれば、自然が守られ社会も発展していくのだと思います。わたしもそのような人になりたいと思います。
R.K
尾瀬ネイチャーラーニングで、こんなに美しい自然が自分たちの身近にあったんだと思いました。これからもこの美しい自然を守る活動を続けてほしいと思いました。僕たちは5年生の時に地域にある大峰山の学習をしました。大峰山も貴重なのに、尾瀬の方がたくさんの人が来て有名です。多分多くの人が関わって守り続けられていて、これからも守ろうと思う人がたくさんいるからかな、と考えました。
また、道徳でワンガリ・マータイさんのことを学習しました。ケニアでのマータイさんの活動と尾瀬の自然は少し違うところもあるな、と思いました。マータイさんは一度壊れてしまったケニアの自然を植林で元に戻そうとしました。尾瀬は開発されかけましたが、それを止めて守った人がいたというところです。平野長靖さんは村や県、国にまで尾瀬の工事の中止を訴えたそうです。このような本気でやってくれた人、関わった人がたくさんいたことで尾瀬の自然が守られていることが分かりました。
R.H
尾瀬ネイチャーラーニングに行って思ったことは「水の大切さ」です。尾瀬の水はとてもきれいでした。植物も見たことがないものがたくさんありました。これって尾瀬の水がとてもきれいだからかもしれないという思いをもちました。
私は自然って大切なのかな?という思いがあり、あまり興味がありませんでした。でも、5年生の総合的な学習の時間に大峰山について勉強して、自然の大切さを知れました。そのことを生かして尾瀬では自然を守るどんな対策をしているのかな、と考えながら行くことができました。
未来に向けて開発は必要だけれど、自然を守って大切にしたいと思っている人がいます。それを無視して開発を続けて、なくなってから戻そうとしてももう遅い、ということを道徳の授業で学びました。手遅れになる前に自然の大切さやどのように役立っているかをもう一度知り、取り返しのつかないことにならないようにしなければいけないと思います。